
辞めた後どうしたらいいんだろう?将来が決まらないと辞められない。
私がおすすめしたいのは
公共職業訓練校に通うことです。
公共職業訓練校
主に雇用保険を受給している求職者の方を対象に、就職に必要な職業スキルや知識を習得するための訓練を無料(テキスト代等は自己負担)で実施しています。
訓練対象者:求職者給付(失業手当)を受給できる方
訓練期間:約3か月~2年
受給できる方とは、労働の意思及び能力を有するにもか かわらず職業に就くことができない状態にある場合で、離職の日以前2年間に、被保険者期間が通算して12 か月以上必要。
簡単にいうと、会社を辞める前に12か月以上働いた期間があり、働く能力・意欲がある人です。
以上が基本条件で、訓練により、それぞれ学歴等の必要条件がありますのでご確認ください。
地域毎の訓練情報はこちら。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/rishokusha_00002.html
職業訓練校に通うメリット
①失業手当を長期間もらうことができる
これが最大のメリットだと思います。
通常、求職者給付をもらえる期間は、90〜150日です。
本来なら90日ですが、訓練校に通っている間は延長して、失業手当をもらうことができます。
最大で2年間もらうこともできます。
通学距離•方法に応じて交通費や寄宿手当も出ます。



私は給付期間が3か月→12か月になりました。
失業手当の金額はおおよそ離職前の給与の50~80%です。
失業手当(給付)について、詳しくはこちら


②知識・技術を学ぶことができる
月に一回の求職者給付(失業手当)をもらいながら、新たな知識・技術を身につけることができます。本来なら何十万~100万前後の学費が無料です。
お住まいの地域によって異なりますが、長期コースには下記のようなコースがあります。
1年コース(訓練期間1年)
・建築科
・空調設備科
・電気設備科
・金属技術科
・CAD科
・社会福祉士
・精神保健福祉士
,etc.
2年コース(訓練期間2年)
・介護福祉士
・保育士
・美容師
・調理師
・情報通信(Web、ゲームクリエーター等)
・アニメーション
,etc.
長期コースは4月開講のため、2月~3月に申し込む必要があります。退職時期によっては長期コースが無いということもあります。
人気のコースで落ちることもあります。
③時間ができる
訓練によると思いますが、17時前には終わり、そこまで課題も多くないとは思います。
土曜は昼まででしたが、日曜、祝日は休みゆっくり休めます。
その時間を利用して、休んだり、遊んだり、今後について考えたりすることができます。



時間ができるは、私が精神保健福祉士訓練を受けた経験による限定的なメリットかもしれませんが・・・
社会人になってから学生に戻ると、自由と定時に終わるという有難みをしみじみと感じます。
前職、前々職も残業や休日出勤ばかりだったので、職業訓練期間はゆっくりとした時間を過ごせ、目標や今までを見直すことができました。
④幅広い年齢の友人ができる
こちらも私の場合かもしれませんが、公的職業訓練なので、様々な年齢、経歴を持った人が来ています。
なかなか社会に出ても歳の離れた(年下~年上絵までの)人と友人(仲間)として交流できる機会は無いと思います。
(反対に若い人ばかりで、自分だけ浮いてしまうということもあるようです。)
学校生活の中で、その人の苦労や経験、頑張りをみると自分も頑張らなければと鼓舞されます。
職業訓練校に通うデメリット
①ある程度の貯金は必要。アルバイトに制限有
失業手当は今までの給与の50~80%になるため、それで毎月やりくりしていかなければなりません。
失業中なので、扶養などに入らない限り、国民年金や健康保険料、住民税なども払う必要があります。
入学前はテキスト代や交通費(定期代•駐車場契約など)の出費があるので、まとまったお金が必要です。
さらに、失業手当を受給しながら職業訓練に通っている人はアルバイトに制限があります。
・1週間の労働時間が20時間未満
・1か月未満の勤務
・1日4時間未満の勤務
職業訓練校を検討する際は、失業手当だけで生活費は足りるのか。
足りない場合は、どのくらい必要か考える必要があります。
現在の生活費が月にいくら必要か把握して、計算しておきましょう。



貯金もあり、妻も働いているので困りはしませんでしたが、
貯金が減っていく不安から、コンビニでの買い物などは
控えるようになりました。
②資格取得・再就職のために勉強する必要がある
当たり前のことですが資格取得、そして就職を目指さなければなりません。
能力や経験、資格の難易度によりますが、寝る間を惜しんで勉強する必要があるかもしれません。



実習期間中が、毎日レポートを書くので一番ハードでした。
次に期末テストです。単位を落とすと退学になるので気が抜けません。追試(有料)があるので落とす人は周りにはいませんでしたが。
その期間以外は比較的ゆっくりと過ごせました。
③再就職先が限られる
就職先は訓練内容の業界に限られてくると思います。
もちろん他の業界が無理というわけではないですが
業界外の会社側にとっては訓練期間=無職の期間(無駄・遊び)
など悪い印象を与えかねません。
説得できる理由を話すことができれば良いですが、
やはり、就職が難しくなる可能性は高いと思われます。
失業手当をもらうためだけに何となく受講してしまうと、後々苦労してしまいます。
自分の希望する分野を学んで、その業界で働いてみたいという思いは
多少必要だと思います。



私自身、正直強い思いは、当時無かったと思います。
働けるかは分からないが、学びたいという思いはありました。
おすすめは精神保健福祉士科
ここからは私が受講した精神保健福祉士科についてです。
ちなみに、私のように前職で適応障がいなど精神的に少しダウンしたことがある方には精神保健福祉士科の受講をおすすめします。
精神保健福祉士
精神障がい者の方に対して、相談、助言、指導や訓練などの援助を行う職業です。
勤務先として、精神科病院やクリニック、障がい福祉サービスを行う事業所などが主です。
おすすめする理由として
①学生生活がリハビリになる
②改めて自分の症状についても学ぶことができる
③体験を利用できる。クライエントを理解できる
④役立つ知識が学べる
①学生生活がリハビリになる
失業中は今までの生活リズムが崩れやすく、社会的なつながりも少なくなりがちです。
訓練校に通うことで、生活リズムの維持にもなり、先生やクラスメイトとも話す機会もあるので、休みボケせず、身体的にも精神的にも健康を維持した生活ができると思います。
学生生活の中で自分のコミュニケーションの取り方や課題のこなし方など、仕事に通じるスキルなどの見直しにもなります。
②改めて自分の症状を学ぶことができる
授業では一通りの精神障害について学べます。原因や治療法、支援の方法、事例などを学ぶことで客観的な視点を持つことができ、自分の性格や考え方などを再認識し、再発防止にも役立つと思います。
③クライエントを理解できる
ピアサポートという障がいや疾病などの同じような悩みを持つ人たち同士で支え合う活動・支援があります。
同じような悩みを抱えているからこそ、話せることがあり、不安な気持ちを理解し、共感できます。
同じ障がいの方はもちろんのこと、それ以外の方に対しても、何も障がいや疾病を経験したことが無い人よりも、少しでも理解できるのではないかと私は思います。
④役立つ知識が学べる
障がい者とのコミュニケーション・支援方法などは、それに限らず普段の生活の生活にも使えるような知識や技術が多々あります。
また、心理学や医療費、健康保険、年金など実生活に関わることも学ぶことができます。



就職先もスムーズに決まり、仕事は4月からです。
訓練校で精神保健福祉士科で学ぶことはおススメしましたが、
その後については私自身が経験をして、おススメできるように仕事に取り組んでいきたいと思います。
精神保健福祉士についての訓練がある地域は限られているので、お住まいの地域で行われている公共訓練をご確認ください。
まとめ
仕事を辞めた後、進路に迷う方は訓練学校を検討してみるのをおすすめします。
訓練学校に通うメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
失業手当を長くもらえる 新しいことを学ぶことができ 時間ができる 幅広い年齢の友人ができる | 貯金は必要 バイトは制限あり 資格取得・再就職のために勉強する必要がある 再就職先が限られる可能性 |
辞めた後の選択肢の1つとして、職業訓練校に進むという道もあると知ることで
辞める意思決定・手段にもなるはずです。
目標や希望をもって、職業訓練校へ進むのが一番ですが、少しの興味から進むのも
ありだと思います。
会社を辞めたくても、辞めれない方の判断の助けになれれば幸いです。
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