体調が回復しても、また悪くなるかも?
元の職場で今まで通りやっていけるかな?
現在、職場のストレスが原因で適応障害に。
適応障害で休職中で、復職すべきか悩んでいる方へ
その経験を元に復職or退職を決めるための判断基準についてまとめてみました。復職か退職かは人生の大事なポイントです。後悔しないよう、慎重な決断が求められます。
復職or退職 チェックポイント
復職するべきか?退職するべきか?を決める上で、チェックするポイントは2つです。
1.環境が変わるかどうか
これが復職する上で、1番重要な点です。適応障害の治療の上でも、環境を調整して、ストレスの元を減らすことが基本です。
上司や人事に相談し、理解と協力を得て職場環境を調整してもらうことが必要です。
診断によりますが、医師が、診断書を出すことで、可能な範囲で、ある程度強制力をもって、職場環境を調整なども行ってくれます。
私の経験的にはそのストレス原因とは確実に切り離した環境でなければ、適応障害の再発の可能性が高いと思います。
というのも私は休職前と同じような環境になり、退職してしまったからです。
復職した当初、私は上司に業務内容・量、帰宅時間を考慮してもらいながら仕事を進めていました。
段々と休職前ほどには業務をこなせるようになり、
上司から「もう治ったということで接していく」と言われました。
自分としても、いつも気にかけてもらうのも心苦しかったので、それでお願いしますと言いました。
そこからは仕事量も増えていき、滞り、残業が続くようになり、上司にも怒られることが増え、結局、休職前と同じ環境に。適応障害が再発し、限界だったので退職しました。
2.仕事が楽しいか?
仕事に対してポジティブなイメージで取り組んでいけるかどうかです。
自分の仕事に対して以下のことを問いかけてみてください。
・熱意をもって取り組むことができるか?
・本当にやりたいことがあるか?
・得意であるか?
1つも該当しなければ、辞めた方が無難です。
多くの方の復職する理由として「お金」と「将来への不安」があると思われます。
私もそうでした。
今思い出すとその不安から逃げるため
少々あせって復職を決断してしまいました。
それで復職しても、また適応障害が再発するor辞めたくなるかので、それらを理由にすぐに決断するのは待った方がいいです。
「お金」と「将来への不安」は仕方なく復職するための理由だと私は思っています。
”仕方なく”だと、やはり、またいつか困難にぶつかると、すぐに耐えきれなくなり適応障害を再発ということになりかねません。
お金に関しては、ケガや病気で働けなくなった時に受給できる傷病手当金である程度は解決できると思います。後の方で詳しく説明します。
復職する場合
復職する場合の注意点をまとめています。それぞれ、事前にチェックしておきましょう。
体調
当たり前ですが、体調がまだ悪ければもちろんいけません。
休職したことで適応障害の症状もほとんどなくなり、回復したのではないかと思います。基本的に適応障害はストレス原因の環境に晒されないと回復したかの判断が難しいです。
診断書
適応障害を理由に休んだとなると復職する場合、会社によりますが、診断書の提出を求められます。そして、医師にもよりますが、なかなか診断書をもらえないことも。
出勤日
最初はとても行きづらいです。
そればかりは対策が難しいですが、できることとしては下記の点。
・事前に上司等と話合いの場を持つ
・出勤日はすぐに帰る
医師か会社に相談すれば可能だと思います。
徐々にストレス環境に戻れるよう、はじめのうちは出勤するだけで帰る(午前中だけなど)医師や会社と相談しながら調整しましょう。
1週間大丈夫であれば、少しずつ出勤時間を伸ばしていきます。私は医師から指示があったので、それを会社に伝えて、上記のように徐々に慣らしていきました。
しかし、復職後の最初の出勤日については、おそらく上記のことを行ったとしても、当日は緊張や不安でいっぱいいっぱいになると思われます。
どう思われているだろう?迷惑をかけてしまって、申し訳ないなど感じるかもしれません。私もそうでした。こればかりは申し訳ないのですが、対策のしようがありません。
あまり深刻に考えず、日々の仕事に集中してこなしていき、慣れていくしかないと思います。初日を乗り切れば何とかなるはずです。
退職する場合
退職することを伝える
退職することを決断したのであれば、嫌なことですが、それを会社に伝えなければいけません。休職していたので、基本的に自分の抱えている仕事は無いので、辞めると伝えやすいと思います。
辞めるときは、「適応障害(体調)回復に専念したい。」と言えば、おそらく反対されることはないでしょう。
傷病手当金の受給の申請
傷病手当金は病気やケガで働くことができない時に、申請することで給与の約2/3の金額が、最長1年6か月支給されます。
・会社員や公務員など勤務先で社会保険制度に加入している本人のみ。
・派遣やパートで勤務している人も健康保険に加入していれば傷病手当金の支給対象
・自営業やフリーランスが加入する国民健康保険に入っている人は対象外
受給途中に退職してしまっても、下記の条件を満たしていれば、引き続き受給することができます。
退職日までに、継続して1年以上被保険者期間(雇用保険に加入していた期間)があること。
詳細はこちらをご覧ください。
将来への不安に対しては、傷病手当で多少は不安を軽減できると思います。
時間にもゆとりが生まれ、落ち着いて考えることができ、現状で最善の道が見つかるかもしれません。
ここでは退職の場合について書きましたが、もちろん下記の状況でも使えます。
まとめ:復職or退職の決断はよく考えて慎重に
以上、休職後、復職すべきかどうかについて紹介させていただきました。
これは、実際に適応障害で休職〜復職、結局、退職してしまった実体験を元に、
約1年前の自分に見せたい記事を書いたつもりです。
約1年、元の職場に戻りましたが、無駄な経験だったとは言いたくないですが、もっと別のことに時間を使えていればと思いました。
例えば、ブログは休職中に色々と考え始めましたが、復職後は全く手をつけませんでした。
現在、同時期にブログを始めていた人のTwitterアカウントを見ると、収益化5桁!とあり、復職期間の時間を、ブログなどに力を入れていれば…と後悔しました。
適応障害で休職した際は先のことを考えて、慎重に決断することが大事です。
慎重に考えすぎて、決断できないという方はこちらの記事で辞めるべきかのチェックもしてみてください。
https://urjiwriter2.com/2021/06/11/kaisyawoyametai/kaisyawoyametai
この記事が、読んでいただいた方の決断の助けになれば幸いです。
以上ここまでお読みいただきありがとうございました。
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